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History & Future

私の原点となった、アメリカでの体験

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私の仕事人生の中で大きな原点となっているものは、なんといってもアメリカでの体験です。大学卒業後、他の会社に就職が決まっていましたが、海外事業でのトラブルがきっかけで突如アメリカで責任者を任されることになりました。右も左も分からぬまま無我夢中で駆け抜け、ただ前を見て走ることに必死でした。理想としていたアメリカ暮らしとは裏腹に、大きな赤字とストレスを抱える生活を送っていましたね。

人・物・金では敵わない競合他社がたくさんある中、今ここで自分ができることを必死に考えて行動した結果、4年間で黒字化への転換に成功しました。目をつけたのは「スポーツカーのエンジン」です。当時話題の洋画がきっかけで生まれた、ニッチで苦肉の策でした。そんな苦しかった時代のあとには新たな出会いもあり、今でもおつき合いさせていただいてるクライアントとなっています。共に苦しい時代を生き抜いた彼もまた事業者であり、互いに支えあいながら壮絶なアメリカ時代を過ごしました。

アメリカ時代で学んだことは、数を挙げるときりがありませんが、「商売の楽しさ」「お金と世間の厳しさ」「人を大切にすること」「一人では何も出来ないこと」「チームワークの大切さ」については、忘れ難い大切な経験です。特に、短期間で全商品構成を変え、社内改革を行った時に身に付いた 「お客様の声を聴き、ニッチな引き出しを増やす感覚」は今でも大切にしています。

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帰国してからの実績と世界への展開

日本に帰国後も、様々なトラブルや災難に見舞われますが、自分にとっては貴重な経験と実績を積み重ねてきました。
まず取り組んだことは、海外販売部でロサンゼルス時代から取引のあるお客様を起点にアメリカ市場を拡大したことです。
次に、車の買取店の立ち上げを行い店長として就任し、軽自動車専門店へリニューアルを行いました。店舗はその後閉店しましたが、本社へ戻とすぐさまトラック部門を立ち上げ、同時に海外販売営業を強化しました。北アメリカ、南米、中米、カリブ海、ロシア、東南アジアを中心に世界各国を営業として自ら足を運び耳を傾けました。新規市場開拓はもちろんの事、中古エンジン中心の商品構成を車両のCKD(コンプリートノックダウン)、CBU(コンプリートビルトアップ)まで昇華。ECサイトも活用し、パフォーマンスパーツのコンテナ輸出販売も開始しました。海外からの仕入も構築し、国内向けリファイン事業の立ち上げや、トラック架装物、農機具、マリーン、建機の販売ルートも確立させました。

これらの体験の積み重ねから生まれた世界とのつながりを強みとして、ここ備前の地から世界へと事業を広げていきたいと思います。

Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)を核とし、ここ備前から世界へ。世界に必要とされる会社にしたいと思っています。

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大切にしたいのは
“ユニコで働く人たち”との関わり

一人一人の得意分野、特徴を活かし、苦手なことは互いにカバーする。
そんな チームワークを持ってできる人たちは、ユニコの宝です。
何でも話せる、いつでも話せる、すぐ対応する、説明できる、そんな風に、ユニコはコミュニケーションをとれる場を多く設けています。そしてまた、ユニコに来てほしい人材も“互いを尊重し、チームワークを大切にできる人”であり、学歴や能力は重要視していません。大切なことは、人と人との関わりを大切にできる人です。
私はそんな仲間たちと共に会社を成長させていきたいと思っています。

ユニコの未来、
これからのお話し

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EV化が進む自動車業界で、今後ユニコはEVにも対応できる会社になります。そして、循環型社会を目指し、子ども達の未来を少しでも明るいものにしたいと考えています。

現代の環境汚染問題は人類にとって大きな問題であり、大人の責任として、未来の子どもたちが住みやすい環境にしてあげるのが務めだと思うのです。SDGsへの取り組みもその一つです。

EV車両の事業展開だけにとどまらず、リビルト、リファイン、農業事業の拡大や、社内業務のデジタル化、アプリ開発など、ユニコの経営計画は多岐に渡って考えています。

また、事業を営んでいく中で、私たちは次のような行動目標を掲げていきます。

・高い倫理観を持ち、責任と常識のある行動を取る。

・積極的に情報開示し、透明性のある会社を目指す。

・心を美しく持ち、人を思いやれる会社でいたい。

これをユニコの行動目標として、会社が成長して⾏けたら嬉しいと思っています。 そして、社員や家族にも”よろこばれる”会社を目指し、結果的に会社も発展していく…。そんな幸せの連鎖が続く会社でありたいと強く願っています。

みなさまに
伝えたいこと

1987年創業以来、ユニコは堅実でアットホームな雰囲気の経営を35年続けてきました。 「細く長く付き合いたい」「社内の風通しをよくする」「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」 「会社は社員やその家族を幸せにするためにある」 この考え方は先代から続く当社の伝統であり、その結果、信頼の積み重ねがあり、今に至ります。 私たちは、パラダイムシフトが起こっているこの時代において、伝統を守りつつ、成功体験にとらわれないチャレンジ精神を常に忘れずに、 失敗から学び、社員と共に歩んで行きます。そして、皆様のご期待に応える会社であり続けたいと思います。 地球環境に、社員に、お取引の皆様に、「よろこばれる」会社でありたい。 今後ともユニコをよろしくお願い申し上げます。

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代表取締役木村 政浩